2022年3月1日火曜日

前回に続き絵を描く事について。
35年以上も絵を描いているけど、何かを「掴んだ」と思える事は一つもない。でも絵を自分の思い通りにしようした途端に上手く運ばなくなるって事だけは分かった気がする。、、まあなんでもそうか。自分の思い通りにではなく、相手にとってどうするのがよいかを考えれば、わりとスムーズに進むよね。別の云い方をすれば、真っ新の紙に下描きの線を一本引けば、それは紙ではなく絵になって、自分の思い通りにはならない他者になる。別にいい人ぶるわけではなくて、その方が自分にとってよいって事。

超大物を引き合いに出して恐縮だけど、こう云う事をスーパー達人レベルで実践したのがピカソだと思う。ピカソの作品は「天才の力技」のように見えるかも知れないけどそうではなくて、つい思い通りにしようとする自分の強引さやワザとらしさを丁寧に払拭した成果だと自分には思える。でもそれを言葉通りに実現出来てしまうからやはり天才。コクトーは「優れた作品は創られる前から在る」と云ったけど、まさしくピカソの作品を現してると思うな。

今日から3月。ここ数日は春めいた暖かい日が続いてる。でもロシアのウクライナ侵攻は世界の何処かではいつの時代も戦争紛争が絶えない事を再び思い起こさせる。馬鹿げていると思うだろうけど、「勝ち負け」や「損得」が何の価値も持たない世界が1日も早く実現すればよいと思う。

一つ名言を引用。エルビス・プレスリーの言葉。
「人生をあまり深刻に考えてはいけません。だって生きたままそこから逃れられる人は絶対にいないのだから」誰もがこう思ったらたぶん戦争は起こらない。