2021年2月25日木曜日

発想の着地点

前回の続きみたいだけど、サーバーの解約申請をしてから慌てて新しいサイトを作った。結局旧サーバーの解約は来月末になるそうで、まだしばらくは旧サイトも残っている(サーバーにアクセス出来ないのでファイルを削除出来ない)けど、新しいサイトを公開しました。URLは以下です。まだ不備が多くて暫定的な状態だけど、少しずつ改良して行きます。よろしくお願いします。
https://www.kazuhironishiwaki.net/

新しいサイトを作らねばと考えた当初、面白いものにしたいなと妄想が膨らんでCSSを覚えようと思ったけど、あまりに面倒そうなのであっと云う間に挫けた。結局wixと云う簡易な土台を借りて作ったので楽チンだったけど、がんばって取り組めば面白いものが作れそうな気がする。現在のこう云うサービスってスゴいんだなと今頃になって驚いている。ネットの普及が急速に進んだ1998〜2000年頃、それまでデザイナーや編集者みたいな仕事をしていた知り合いが何人もhtmlを書けるようになろうと勉強していた。近々紙媒体の仕事がなくなると云って。確かにそうだったけど、今となってはこんなサービスがあるのだからウェブデザイナーも大変そうだな、って思うのも遅いのか。ネットは2008年頃?から現れたスマホの普及で更に色んな変化があったと思うけど、自分にとってこの10数年は未知のまま。でもたいして気にしていない。自分の生活ややっている事にはネット以前も以降もそれほど変化がないからだと思う。少し使う道具が増えただけ。

話は変わって、何度か経験した事のあるフォーマットで絵を考える(例えばCDジャケットとか)場合は描いた絵がCDジャケットになったらどんな感じに見えるかが経験によってある程度想像出来るけど、未経験のフォーマットの場合はそれが見当付かないので、なんとなく着地点が曖昧なまま答えを探しているような煮え切らない状態で発想しようとあれこれ思い悩む。そんな時は「これはやってみたってどうせダメだ、何も面白いことは起こらない」と思っているアイデアを実践してみると意外にもそこからパッと視界が拓けたりする。そんな大層な事をしようと思っているわけじゃなくてとても些細な事、でもそれが出るか出ないかは自分にとっては大問題。 そんな事を実感したここ数日だった。自分の日常は長年に渡ってそんな事の繰り返し。アイデアが出ない時は寝ている間もどうしようか?と考えている。出た後の2日間くらいはよく眠れる。そしてまた繰り返し。

ポコペンさんも作詞をしている時などは同じ状態だと思う。そうやって相手がうんうん唸っている時は何も云わずにそっとしておく。それしかない事を知っているから。長い年月をかけたって理解し合える事なんてそんな程度。相手を丸ごと理解しようなんてあり得ない。だから分かり合えるところが大切なのだね。