最近ビートルズの曲をギターで弾いてSNSで連投している。ライブの機会がなかなかないので、自ずとギターを練習する時間が減って、このまま下手さに拍車がかかるのを少しでも食い止めようと考えた次第。それにしても今更ながらつくづくよい曲目白押し。
まだ20歳前頃、 友達がしみじみと云った。ビートルズの曲の凄いところは誰が弾いて歌ってもよい曲に聴こえるって事だと。確かにそうだ。演者を選ばない。だから自分のおぼつかない下手くそな演奏で聴いてもよい曲に聴こえる。だから弾いていて楽しい。これがアントニオ・カルロス・ジョビンの曲なんかだと自分が弾くと聴くに堪えない。演者を選ぶ音楽なんだね。でもブラジルの人はたぶんそうは思ってない。楽しく歌っていればいいんだって云うだろう。
音楽でも絵でも突き詰めればそれに尽きる。楽しければなんとかなってるんだよね。大した事をしようとか意気込むと楽しくなくなる。
ポコペンさんと昔話をしていてこう云う。「ビートルズって自分たちにもなにか音楽が作れるんじゃないかしら?って勘違いさせる力があったよね?私たちは勘違いしちゃってこんな齢になるまで続けちゃったわけよね?」、、、そうも云えるなと思う。なんだろう?不思議な影響力。明快で力強いメロディと快活な推進力。きっと世界中のたくさんの人々が勘違いしたんだよね。でも今の若者はビートルズなんて知らないんだろうな。
別に悪い事じゃない。