2020年11月23日月曜日

音楽の大きさ

先日ポコペンさんがしみじみこんな事を云う。「最近の音楽を聴いていると、あ〜、この歌は自分に向かって歌われてないな、自分はこの音楽の対象外なんだなって思う時があるのよね。音楽って対象年齢あるわよね〜」この気持ちはよく分かるし、どんな音楽も作り手が意図したか否かに関わらず、年齢に限らず、あらゆる環境や状況等、ある特定の対象に向けてのものだと思う。その対象に含まれる層が広いほどその音楽は大きな(普遍的な)音楽と云えるかも知れない。これは善し悪しや優劣の話ではなくて、単純に大きさの話。でもこれは意外性に満ちた話で、とても狭い対象に向けて放たれている様に思える音楽に、まるで接点がなさそうな人の心が動かされる例は無数にあると思う。そんな時やっぱり音楽は自分なんかのケチな考えなんてまるで及ばない程大きなものだな〜と思う。そんな大きなものの「大きさ」について考えるなんて途方もなさ過ぎて馬鹿げているな。

「相手の尊厳に対する貴方の度量が、貴方の尊厳を作るのだ」
名言だと思うけど誰の言葉だったかな?

音楽は誰の尊厳も傷付けないものであってほしいと思う。

話は変わって、サウダーヂな東京でのイラスト展、おかげさまで無事に終了しました。足を運んでくださった皆さん、お世話になった皆さん、どうもありがとうございました。