「ザ ピーナッツバター ファルコン」と云う映画を観た。とてもよかった。
例えば70年代の山田洋次監督の映画を観ると瀬戸内海やその他諸々日本の風土の美しさや懐かしくて鄙びた風情を感じるような、味わい深いアメリカの原風景が広がる(アメリカ人ではないので自分の勝手な印象だけど)。その風景に同調するような音楽もよかった。
中心的登場人物三人が三様に自分の人生を見失い、もしくは奪われて途方に暮れているけれど、出会いによって家族的結び付きを得て、それぞれの人生を取り戻して行く。と云うシンプルでハートウォーミング?なストーリーの側面がありながら、随所に深読みしたくなるようなおとぎ話的な要素が散りばめられていて、安易な作品ではない曲者感も濃厚。映画批評家からの評価がすこぶる良かったらしいけど、批評家と云うか映画通に好まれそうな作品だなと思う。良い悪いではなくてただなんとなく、。
余談だけど主人公の一人の着ているものが明らかに「パリテキサス」の主人公をなぞっているんだけどなんか意味があったのかな?きっと映画に詳しい人なら他にも色んな仕掛けがあったように思う。
多少ハードなシーンもあるけど全体にはローギアでノロノロ走っているようなダウナーな感じが、ちょっとだけ「ナポレオン ダイナマイト」と云う映画を思い出した。ストーリーも設定も全然違うけど根っこで云わんとしている事が近いと思う。この映画もとてもよかったけど邦題が酷くて「バス男」
先日も書いたけど僕は寝る前の40分くらいの娯楽として映画を観るので、大抵2回に分けて観ている。だから気に入った映画を観終わった後は2日分寂しい。
話は変わって、
余談1、自分くらいの年齢であれば当然糖質食い過ぎは気になるけどビスケットなど小麦粉系が好きなので悩みどころ。近所のスーパーにロカボクッキーと云う商品があって買ってみたら美味い。小麦粉を減らして代わりにアーモンドの粉を使っているとの事。お値段¥298-とスーパーの菓子類としては安くないけど、量の少なさがただ事ではなかった。中身は分包されていて2枚がひとつの小袋に入っていて、それが5袋入り。つまり10枚入りなんだけど1枚が大変薄くて小さく、分厚く大きめなクッキーなら全部で2枚分に満たない程度。美味しくて糖質控え目とは云えこの値段と分量には納得出来ず一度しか買っていない。
余談2、毎日あの手この手で送られて来る大量の迷惑メール。時折自分が使っているカード会社を語ってのフィッシングメールは一瞬「えっ?」と思う時もあるけど大抵は気に留めず消している。ここ数日自分はハッカーだと語るメールがたくさん来て、それもよくある類なんだけど、その語り口がやけに馴れ馴れしくて「ハーイ!君に困ったお知らせがあるんだぜ!!」みたいなのが来て、なんだかとてもイライラした。なんなんだよ、その明るさは?せめて悪質メールらしく後ろ暗い陰湿な感じで話せよなって思うわけ。
余談3、以前は花粉症が辛いのは春頃だけだったけど、近年は秋も結構辛い。今年は秋花粉多いんじゃないかな?春と変わらないくらい辛い。寒くなり始めの今時分なので風邪と間違えそうになるんだけど。
こんなどうでもいい余談はいくらでもあるんだけど、もうやめておきます。