こんな事云ってもしょうがないのは分かってるけど、世の中の「便利さ」と「管理」が一緒くたに押し寄せてきて度々途方に暮れる。
例えば自分は売り買い共にメルカリを利用しているけど、スマホは画面が小さくて老眼には厳しいのでPCで使ってる。しかし先日突然売上金の現金振り込み申請はスマホからしか出来なくなったと云われ、仕方なくアプリを入れてスマホで申請した。こんな感じで当面はある程度の「選択肢」があるように見えるけど、結局は全てのユーザーを都合の良い方向へ纏めてしまうのがなんだか腑に落ちない。こんな事を感じる自分は世の中に「ついて行けてない」のはよく分かっているし、安全性や利便性を優先してるのも分かるけど、世の中の皆さんはすんなり納得出来ているのでしょうか??
スマホにアプリを入れるのを敬遠していたのは老眼だけではなく、自分のスマホはヤフオクで安く買った旧い機種で32GBしかないのでなるべくアプリは少なくしたいのもあった。単純に世の中の便利さについて行くにはそれなりの金がないと無理って話なのか、。
金がない年寄りは詐欺に遭う心配がなくてよいけど「便利な世の中」はある程度諦めるしかないんだろうな。 自分は別にそれでも構わないけど「出来ていた事が突然有無を云わさず取り上げられてしまう」のはやっぱり納得出来ない。だって大抵は「新たなサービス」に含まれる膨大な量の手数料の為の力技だと思うから。でも今後こんな事例はどんどん増えるんだろうな。
話は変わって最近スティーヴ・ジョーンズの本が出版されたりセックスピストルズの伝記映画?が出来たりしてちょっと話題になっている。自分はそれほど好きだと思った事はないけれど、中学〜高校がリアルタイムだったのでそれなりには聴いた。好きな友達も多かったし。痩せこけたネズミみたいだったジョニーロットンはずいぶん恰幅のよい爺さんになったけど語り口は相変わらず。数年前に長年連れ添った奥さんがアルツハイマーになって介護していると云う記事を読んだ。「俺はフルタイムで彼女の介護をしている。誰にも彼女の頭を混乱させはしない。俺にとっては、真の彼女はまだそこにいるんだ。俺が愛する人物は毎日、どの瞬間にも存在する。これが俺の人生だ。彼女が物事を忘れてしまったのは残念だが、俺らみんな、そんなもんだろ?」
苦労の真っ只中、「これが俺の人生だ」と云える豊かさ。相手を愛し支える事が自分を支えている。 若い頃にこんな事に気付くなんて、少なくとも自分には到底無理だった。年を取る事が惨めな事ばかりじゃないって教えてくれる。
話は変わって、4月9日(土)〜4月30日(土)まで岡山県瀬戸内市の喫茶さざなみハウスでイラスト展をさせてもらいます。よろしくお願いします。
西脇一弘 イラスト展 2022 @喫茶さざなみハウス
4月9日(土)〜4月30日(土)
岡山県瀬戸内市邑久町虫明6539
営業:8:00〜16:00(土・日は17:00まで)
定休日:月・火曜日
Tel:080 2923 0871