2020年7月10日金曜日

久しぶりのライブ

雨続き。九州、その他の地域の被害が広がらないように願います。

緊急事態宣言が解除されて以降、感染者数が増え続けて、引き続き外出を控える必要を感じている。先日知り合いとなんとなくの世間話をする中で、「若い人達はあまり気にせず出かける人が多いみたいですね、気にするのは30代後半〜、な印象です」と云う話を聞いて、そう云うものかもな、と思う。親が60歳過ぎる年齢〜とも云えるし、子供がまだ小さくて手のかかる年齢〜とも云える。無頓着でいられるのは若者らしさとも思うので批判はしたくないけど、他者への思いやりに欠ける行動にはあまり関わりたくないとも思う。でもよく考えれば年齢で区別出来るものではないな、やっぱり。その人個人の考え方の問題。経済活動しなくては生きて行けない、やりたい事を我慢するにも限度がある、でも感染防止に努めたい、等々、社会も個人もジレンマを共有している。自分はどうしたらよいのか分からず、オロオロするばかりだけども、今までとは違う考え方や行動が求められているのだと思う。

とは云え、先日は久しぶりにお客さんの前でライブをして嬉しかった。座席に距離を取り、演奏者の前には透明ビニールシートが掛けられ、店内は消毒液で丁寧に清掃されていて、お店の配慮は出来る限り行き届いていた。お客さんは休憩中も殆ど会話なく、終演後は速やかに帰って行った。自分自身はいつもとあまり変わりなかったので恐縮だけど、こうやって新たなやり方を引き続き模索して行きたいと思った。

話は変わって、相変わらず部屋に引き籠って絵を描く時間が多い日常。自分が描いている風景や人物には特定のモデルはない。でもその絵を描いている間は、毎日その「場所」に行き、その「人物」に会っているような気持ちで描いている。そうやって絵と深く関わる事は自分が絵を描くのに必要な事だと思っている。

世の中的な価値の話ではなく、自分にとってどれだけ大切か、と云う話。