2020年12月15日火曜日

寒い日

寒い日。コロナ感染拡大が日毎に勢いを増して気掛かり。更に気を付けなくてはいけないのは分かるけど「気を付けている状態」に疲れている人がたぶん多いと思う。自分は元から引き籠って絵を描いている日常が多かったので、それほど変化を感じずに過ごした方だけど、それでもこの状況が今後も続いて行くのは厳しい。お客さんの前で演奏する機会や誰かと気軽に会って話す事、ただマスクをせず何も気にせず散歩出来る事、、有難い事だったんだな〜としみじみ感じている。

話は変わって、最近ヤフオクなどのアカウントに入る時いちいち電話で届く確認番号を入力しなくてはならなくなってめんどくさい。Appleからはパスワードを確認しろとかリセットしろとか度々云ってくるのでその度に面倒。でも使えなくなったら困るので云いなり。様々なオンライン支払いは電子マネーが少し得なのでPayPayに登録したものの、ヤフオクやメルカリとの連携がうまく行かず途方に暮れている、等々、。こんな風に様々な場面で面倒やイライラを感じる自分は「年取ったんだな〜」と思う。世の中の動きと自分の感覚が自然に?ズレてるんだから。めんどくさくたって商売の為のシステムだから特別な能力がなければ使いこなせないものじゃないわけで、幼い頃からネット環境デジタル機器が当たり前なら自然に馴染んで使うのだと思う。自分は「取り残される」事にわりと無頓着な質だと思うのでそんなに気にしてないんだけど、出来ればストレスを感じずに快適に過ごしたい。若者の友達は大切だな、いろいろ教えてもらって助かる。あ〜、そうか、僕は子供がないのでそうなんだな。子供がいれば教えてもらえるし、感覚的に「今」がもっと身近に感じられるよね、たぶん。

相変わらずの引き籠り生活で娯楽がアマゾンプライムで海外TVドラマを観ることくらいしかない。一話が映画より短いので気楽に観られていい。僕は子どもの頃家にTVがなかったのであまりTVを観た覚えはないけど、僕らが小中学の頃は学校の話題はもっぱらTV番組なので話だけは伝わって来る。皆と話が合うように自分もTV観たいな〜と思ってるわけ。で、夏休みとかに親戚の家に遊びに行くとそこで束の間TVが観れる。でも日頃観馴れていないから大抵の番組には入り込めない。あまり面白くないな〜って思ってると、なぜか海外のTVドラマは面白く観れるのに気付く。当時放送されていたのは「刑事コロンボ」とかそんなの。

なので最近アマゾンでドラマを観る時もそんなのが観たいわけ。アメリカのザックリ大味な刑事か弁護士のドラマがいい。考えさせられる作品じゃなくて、観終わった後何も残らないようなのが。理想は70年代の名作「刑事コジャック」みたいなの。強面の親玉刑事が主人公で上司を困らせつつ、真面目で人の良い部下をこき使って無茶な捜査を繰り返し、悪人には非道だけど貧乏人や子供には妙に優しいとか、。すると今でもそう云うドラマが作られていて驚く。もちろん昔より映像はクリアだしアクションシーンのスピード感などは今っぽいけど、エピソードの構造が昔と殆ど同じで、凶悪犯罪のエグさを描きながら人情や哀愁を盛り込んでお約束の解決が成される。なんか昭和っぽい、。翌日にはもうどんな話だったか思い出せないくらいに全然心に残らない。で、こう云うドラマって出演陣個々のキャラクターが決め手だと思う。それによってヒットしたりしなかったりじゃないかと。5シーズン以上続いているものは個々のキャラクターが味わい深く、ストーリーは殆ど右から左に流れてしまうけど、気付くと各々のキャラクターには親しみを感じているんだよね。自分は組織の中でお荷物的な存在でパッとしないんだけど、たま〜に頑張って活躍するみたいな設定のキャラクターが好み。

そう云えば今年は春以降電車に乗る機会がめっきり減って喫茶店にも全く行かなくなったので本を読む量が随分減った。本って主に電車の中か喫茶店で読むものだったのだな、自分にとっては。その代わりがTVドラマか?と思うと、これ以上ボケてしまうと世の中とのズレに拍車がかかりそうなので「やめて本読もうかな」って気になる。

今日みたいな寒い日は仕事や用事が済めば誰もが家路を急ぐ。
寒空の下のそんな光景は暖かい。